地域活性化や復興支援、SDGsをテーマに、ソーシャルワークの視点を踏まえた商品開発などの活動を行っています。千葉県産の原料を使った商品や、東日本大震災後の親子支援、新型コロナウイルス感染症の最前線で闘う医療・福祉関係者の方を想った商品などを開発しました。学生たちは商品開発を通じて、社会課題の解決に取り組んでいます。
ドレッシング
千葉県産の素材を使用したさまざまなドレッシングを開発しました。商品のコンセプト、商品名、ラベルデザインの作成はもちろんですが、試食を何度も繰り返して味の決定も学生が行っています。
これまでに開発した主なドレッシング
・海のネギドレッシング
・縁(えにし)のネギドレッシング
・愛のみかんドレッシング
・枝豆のドレッシング
・祐遥の玉ねぎドレッシング
・愛福らむいちごドレッシング
・春の訪れ菜の花ドレッシング
・丸ごとジャンボニンニクドレッシング
癒和珈琲
テーマは「平和と癒し」。新型コロナウイルス感染症の最前線で闘う医療・福祉関係者の方々に感謝し、1 日も早く平和な日々が訪れることを願うとともに、コーヒーを飲んで心を癒して欲しいとの思いから商品開発に取り組みました。
商品名である「癒和珈琲(ゆわコーヒー)」は「平和と癒し」を表現しています。使用した豆は、ブラジル産、東ティモール産、ルワンダ産、コスタリカ産の4 種類をブレンドしました。コスタリカ産の豆は、コスタリカが「世界幸福度指数」(ニュー・エコノミクス財団)で上位にランクインするなど、人権や環境問題に対する意識が高い国と言われていることから選びました。コスタリカの国旗とコスタリカに多く生息するケツァールのくちばしをイメージし、ロゴの「琲」の文字をデザインしました。
癒和珈琲YELL
オリジナルクラフトビール「癒和珈琲YELL」を開発しました。
学生たちは、2021年にコロナ禍での医療・福祉関係者に向け開発した「癒和珈琲」を、ビールにも使用したいという思いがありました。学生たちはビール工房での指導の下、ビールと一緒に「エール」も瓶に詰め込んで完成させました。
ネギラエール
千葉県山武市の「海水ねぎ」を使用したクラフトビールを開発しました。海水ねぎは、2002年に発生した台風による円買いをきっかけに誕生したもので、山武市の名産品です。
商品のコンセプトは「ネギ×ビールでエールを!」。これからの時代を生きる全ての人たちを”ネギ”らうとともに、”エール”を送るという意味を込めて「ネギラエール」と名付けました。また、ネギの花言葉には「くじけない心」という言葉があり、「この商品と共にどんな困難も乗り越えていこう」という思いを込めています。
ルビール
ビールの原料に千葉県内の障害者福祉施設(社会福祉法人佑啓会ふる里学舎蔵波)で栽培しているトマトを使用しました。地域活性化と障がい者の就労支援につなげたい考えです。障がい者が生産に関わる野菜の販路拡大により、廃棄(食品ロス)対策にもつながり、農福連携の後押しにもなります。
開発テーマは、トマトの花言葉でもある「感謝」。商品名である「ルビール」は、トマトの赤を愛の象徴である宝石ルビーに見立て、コロナ禍で改めて気づいた愛や感謝の気持ちを表現しました。